ヤマザキマリのコミックを実写化した「テルマエ・ロマエ」（2012）の続編。
主演は阿部寛、ヒロイン役は上戸彩。
紀元136年、古代ローマの浴場設計技師ルシウス（阿部寛）は斬新な公衆浴場テルマエを作ったことでローマ皇帝から信頼を得ていた。
ある時、コロッセオのグラディエーター用の浴場建築を依頼される。
困っていると、ルシウスはテノール歌手の歌声とともに突然排水口に引き込まれて、平たい顔族が住む現代日本へタイムスリップする。
そこで出会った相撲力士や相撲にヒントを得て、グラディエーターのために新たなテルマエを作るとともに、コロッセオでの剣闘に相撲の良い所を取り入れて好評を博す。
しかし、強硬派の元老院は、ルシウスを排除して他国への戦争を仕掛けようとする。
果たしてルシウスは理想とするユートピア、平和なローマを築くことができるのか？
「テルマエの力で戦争のない平和な国を作る」
ルシウスが何度もタイムスリップして現代の風呂や温泉に衝撃を受け、それを古代ローマのテルマエで再現するというパターンが繰り返されます。
独特のユーモアいっぱいの世界観が心地よいです。
タイムスリップ作品の共通テーマである未来は変わるのか？という問いに対する答えには熱い想いが伝わってきます。
ラストのオープン舞台セットのシーンも興味深く、最後まで楽しめました。
「ローマは1日にしてならず」
「マンガ連載が決まった！」
2021.10 フジテレビで鑑賞（土曜プレミアム）
