ぼびっと

ウォーム・ボディーズのぼびっとのレビュー・感想・評価

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)
4.5
ニコラスホルトはジャックと天空の巨人でしった俳優さんで、「なんだか…デコッパチで可もなく不可もなく…パンチ不足だなぁ…」との印象だったのですが、この作品でその、可もなく不可もないマイナスイオン的な雰囲気が、美少女とのひょんな出会い(atお食事ツアー会場)から徐々に自我を再構築していくゾンビボーイ役にうまくマッチしていて実に爽やかな出来栄えに貢献しています。

ゾンビが別な意味で自我をリカバリーして、人間に「回帰」していくという新たな試みは面白いですし、その切っ掛けが人間(かつての自分達)との接触で芽生えた感情というのも素敵でした。ゾンビの更に上のステップがあるのもなかなか気味が悪くて良かったですが、ゾンビ映画なのに苦手な人でも楽しく観賞できる設定は新しいゾンビ映画のジャンルを感じさせました。

主人公R君(半生ゾンビ)の友達のおっさんゾンビがラストでみせた半生っぷりは、凄く心がほっこりしました!
記憶が完全に戻る訳じゃないという点も好感がもてて、オススメの映画です♪