勝沼悠

ウォーム・ボディーズの勝沼悠のレビュー・感想・評価

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)
5.0
 ゾンビのRが女の子ジュリーの恋をした。ゾンビに襲われていたジュリーをRが助けたことから世界は変わり始める。

 ゾンビ版ロミオとジュリエット(二人の名前がそうだもんね)。普通ならギャグにしかならないような題材だが、この映画はゾンビと人間は連続していてゆっくりとゾンビになっていくという設定にすることによって、うまくゾンビ版ロミオとジュリエットを成立させている。
 さらに、ゾンビから人間に戻れるかもしれないという可逆性が話の大きな肝になっている。ゾンビメイクを落として人間に変装するシーンは笑った。

 ゾンビの世界観を壊さずゾンビと人間の恋愛を描いた製作者達に確かなゾンビ愛を感じる。
 ゾンビファン必見の一本。
勝沼悠

勝沼悠