リタ

スノーピアサーのリタのネタバレレビュー・内容・結末

スノーピアサー(2013年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

今のところ、今年見た映画でワーストかも。

ホントにこれ「母なる証明」「パラサイト」と
同じ監督が撮ったのかな…と
信じられないくらい不快でつまらない映画でした。


そもそも設定がガキの妄想レベルで
整合性がとれていない。

閉鎖的生態系システム調整のための間引き
とかいうのはなるほどだけど
ガイア理論とか好きな奴が考えそうなことではある。


初っ端からもう、
えー!?そんなのが理由で世紀末!?って笑った
薬剤散布の失敗…笑

予期できないトラブルがあったのかなって
取り敢えずスルーしたが


走る電車が唯一残された居住地ってのは
目新しくて面白いね!って思ったけど

後後分かったことだが
海の上を走ってるってことは氷河期の後に作ったのか?

氷河期以降も結構余裕あったね。
各々地下シェルターつくった方が早そうだ。


途中凍ってた線路の描写があったが
線路が壊れる可能性だって十分あるはず。

よく17年間、線路ノン点検で維持できてるね。
誰か外で整備してくれてるのかな?


そんな何年も前の人型、
吹雪の中を形変わらず残るもんかね。
ないよね。
多分だけど暫くしたら山になってるだけよ。


17年間この日を待ってた…とかなんとか言っておいて
特に大きなきっかけのない日を作戦決行に選んでて
もっと戦略練るべきじゃね?と不安。

序盤、奴らの弾は尽きたと言っていて
確かにそうらしいなと思ったら

後半しれっと銃撃戦になってて引いた。
前線兵士に弾持たせない理由なんだったんだ。



ソン・ガンホの登場シーンですら
ちょっと長いな…好き過ぎだろソン・ガンホのこと
って思ってたのに

開けたら魚持ってた人がいたシーンの
スローモーションがまあくどい。
無意味に長い。
そんなにこっちの気持ち高まってないよ。

そこで急に動く?っていうカメラとかも
技をゴテゴテ効かせる割にどれもしょーもなくて
すごーく冷めた。


キャラクターはどいつもこいつも浅いし
なんの面白みもない。

赤ん坊から育てたというアイルランド訛りの青年
(なんでこの訛り?誰から教わったよ。
ステーキもいつ食べたんだ、冗談?)
それから慕ってたジョン・ハート。

この2人が死んだシーンすら全然響かないのに
子供達の親二人がそうなっても…ねぇ?
眠かった。


いつ面白くなるんだー!
フロント民のゴージャスな暮らしぶりが面白いのかー?!
と思ったけど
別にどうってことも無い。

遊び部屋ばっかりで個人の部屋狭そうだ。
こっちの生活も憧れないな

フロント民白い目で見てくるだけ空気過ぎた。

通り過ぎてからゾンビみたいに襲ってきたけど
あれほんと演出やる気あんのかって。
ラリってるにしても緊迫感のないこと。


1人だけ異様に強い人は何者なのか。
出で立ちがダサいからただただウザかった。


ティルダの入歯ババア、ほんと寒かった。
早く退場して欲しかった。
妊婦の保育士も寒かった。最っ悪に不快。

邪悪で笑える悪役を目指したのかもしれないけど
鳥肌立つくらい寒くて魅力のない悪役でした。


主人公、最後の扉を前に悠長に自分語り始めて
クサい演出だなって思いました。
サッサとしてください。

飢餓で手足食べる話、ちょっとだけワンピースみたい。


クライマックス、
エド・ハリス出てきたけどこれまたつまらん。

何故主人公を後釜に選んだのやら分かりません。
何故遠回しに手紙まわしていたのかも。


ジョン・ハートは
エド・ハリスが喋る前に舌切り落とせ言ってたが

あれって嘘に惑わされちゃうからかと思ったのに
あの終わり方だとホントに結託してたんだね。

…別になんのショックもないけどね。

ジョン・ハート殺したのも呆気なさ過ぎない?
ずーっと長いこと結託してたのに。


舞台が世紀末過ぎるせいだって言いたいのか?
理不尽なことだらけで全然気持ちが入らない!



ラスト、列車が爆発して雪崩に飲まれて
落ちていって全員死んだのに

おじさん二人に包まれただけで生き残る二人。笑


シロクマがなんだっていうのか。
間抜けな顔してた。

CG全体的にクソだったな。


ずっと窓もない暗闇で生きてた子達が、
昼間の雪の中でよく目を開けていられるよね。


久々に腹立たしいほど面白くない、
かつ不快な描写の多い映画でした。

期待し過ぎたのかな…

先にこっち見てたらパラサイト見に行ってないわ。

バンザーイ
リタ

リタ