一回観てよく解らなかったのにしばらく経つと発作のようにまた観たくなり、また観てもやっぱり掴みきれない幻のようで、なのにまたも観たいと思わせるこの映画の磁力は、チラシにある「最後に一目会いたい人」だと…
>>続きを読む観たいと思った当時、後になって大好きなペドロ・コスタも評価していたと知って嬉しかった。
映画館で観て印象深かったのがフィルムの色合いで、白黒だったり、セピアだったりと、滲んだ中にとても色鮮やかなのだ…
衝撃的に良かった。
これはモノクロという選択で良かった。
すごく丁寧に撮られてるし、フォトジェニックすぎる。
美しい。
映像もかっこいいのに、音の使い方もキマッてる。
イントロから即始まるピアノ…
仕事休みなのでちょい重めのずっと観たかったやつを。外しという外しもそれほどなく、あってもワニとか幽霊とかバンドとか、割と滑稽な象徴を使ってて、芸術的で文学的でとっても良い映画だった。私の中で(映画の…
>>続きを読む燃え尽きた白い灰の沈黙に酔っていると、時が遡り、青い炎が消えない様に揺らいでいた。変わらぬ過去を受け入れた後の真っ白な頭に、ピアノの旋律がよく沁みる。
伝統の中に新風を調和させたクリアな世界観。儚く…
2016年 映画鑑賞047 (野外映画001)
初鑑賞時の感動が忘れられず、逗子の浜辺で2回目の鑑賞。
スタンダードサイズ×モノクロの映像美は、いつまでも眺めていられる。映画というよりも写真の連…
人間の源のあらゆる物事をーそれの表現を試まんとする愛して憎むべき「映画」そのものをーささやかながら描きあげる。詠み、奏で、謳いあげる。豊かだ。此処では人生と映画は同義であり、豊かという共通項で結ばれ…
>>続きを読むムルナウの遺作と同名の本作。それと類似した主題であるが、ムルナウを擁護しながらもゴメス独自の手法で、二人の禁忌で純粋な愛の記憶の断片がモノクロのノスタルジックな映像美で秀逸に綴られている。トーキー映…
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