まぁ郎

オン・ザ・ロードのまぁ郎のレビュー・感想・評価

オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)
3.5
青春小説『路上』を読んだのは、もう何年も前の話
ふと本屋で目に止まったのが出会い
読み終えて、アメリカってすげぇーな、と思ったけな
そんなジャック・ケルアックの『路上』がついに映画化された!これは観なくては!

てことで、観賞してきた

全体的に綺麗に纏めた感がある
当然ながら、道路がよく出てくる

『モーターサイクル・ダイアリーズ』の時もそうだったように、広大な景色と乾いた映像を撮らせると、この監督は巧く撮る

ケルアックの分身ともいえるサル、そのサルを放浪の旅に連れて行くのがディーン
この2人の対比を徹底的に描いていたように思う
いわゆる女好きでプレイボーイなディーンと、どこか斜に構えている感のあるサルを中心に青春を謳歌する旅が始まる

そこに、ハッキリとした起承転結や大義名分はない
ロードムービー感が出てたな

この映画、R指定になっているように少々過激である
セックス&ドラッグの乱交シーンがわんさか出てくる
クリステン・スチュワートが惜しげも無くヌードを披露したりと
原作に忠実に?!自由奔放に旅する若者たちの姿がそこにはある

この作品、ケルアックの体験が元になってるそうで、登場人物たちはケルアックをはじめ彼の友人たちで、実際の著名人たちがモデルだとか
凄い時代だったんだな~と、ただただ脱帽

『路上』を読んだことある人は、どんな風に映画化されたかぜひ観てもらいたい
原作を久しぶりに読み直してみようかな
まぁ郎

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