ベルトリッチの青春時代。パリの1968年のデモの時代に映画好きの双子の兄弟と過ごしたバカンスという感じ。前半のドリカム（三人）関係で過ごす映画のパロディの日々は最高だと思ったんだが、『ラスト・タンゴ・イン・パリ』関係になるとエロい関係がだんだんと痛くなる。
なによりも三人のドリカム関係は、この手の映画ではコクトーの『恐るべきど子供たち』を手本としているようだった。またゴダール『はなればなれに』の三人で手を繋いで駆けていくルーブル・ダッシュが見どころになっている。ゴダールの記録を破ったのだ。パリに行ったら三人友達（ドリカム関係）を作ってぜひ挑戦したいと思っていたが年を取りすぎてしまった。
（2014年06月06日）
