幸運にも公開日を前に
試写を鑑賞。
原作は2年前に読了し、大きく
心を揺さぶられたので
映画化には強い期待と不安が
入り交じっていました。
結果から云うとこの映画、
とても良かったです！
原作を徹底的に読み込み、
映画を作り易くするため
ではなく、ある種敬意を
もって潔く削って生み出された
であろう脚本に、
「原作を越える映画はない」と
思っている人たちにも自信を
もってお薦めできる映画に
なっていると思います。
原作を読んだ人、読んでいない人、
若い人、歳を重ねた人、
男の人、女の人・・・と、
どんなバッターでも気持ちよく
ホームランが打てるような
ど真ん中のストレート。
144分の上映時間ですが、冒頭
から一気にトップスピードに
乗っていくような映像と音の
迫力に間違いなく惹き込まれ、
2時間24分という時間ほど
長くは感じないと思います。
さらにラストシーンも巧いこと
マトメたな、という感じ。
このニュアンスは原作を読んで
いる人にしか分からない筈。
そして何よりVFXが凄い！
ハリウッド映画にあるような
ド派手な演出、ではなく
丁寧に緻密に作り込まれた
戦闘シーン。
ここにも日米らしさが出ているな、
と書いてしまったら
不謹慎だと怒られちゃうのかな？
最後に5点満点の中で0.1点だけ
減点を付けた部分が１カ所。
そこがどこなのか、観た人と
一杯やりながら感想を語る、
そんな愉しみまで持つことの
できる映画ですw
