メイマーツインズ

永遠の0のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
4.1
《たった一度の人生捧げて、さらば友よ永遠に眠れ…》

百田尚樹原作、”ALWAYS 三丁目の夕日〟の山﨑貴監督、岡田准一主演で戦争の不条理を描いた傑作!
ソフト所有で再鑑賞。

原作は何度も読んでいる。
原作の世界を映像で表現した素晴らしい作品で、毎年8月になると観たくなる。

自分たち世代は、自虐史観の教育を受け、あの戦争は日本が間違っていたという意識がある。
”歴史は勝者がつくる〟という言葉にあるように、日本は戦争に負けた立場だからある程度は仕方ないだろう。
ただこれだけは受け入れてはいけない。

特攻隊=テロリスト

原作、映画ともに特攻隊への間違った認識に一石を投じ、現代の若者へのメッセージになったのではないか…
日本人として、特攻で命を捧げた戦士たちを心から誇りに思う。

主人公・宮部久蔵を演じる岡田准一の鬼気迫る演技‼︎
宮部久蔵役は彼以外に考えられず、NHK大河ドラマ”軍師 官兵衛〟とこの時の岡田准一はまさに求道者の雰囲気を漂わせている。

映画では描かれてないけど、原作で描かれている壮絶なラスト。宮部久蔵の”家族への想い〟。
ずっと胸から離れない…

エンドロールのサザンオールスターズの”蛍〟が心に響く。

涙見せぬように、笑顔でサヨナラを…