ほーく

永遠の0のほーくのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
4.0
私は実は涙もろい。だから覚悟の別れや闘病物、感動の実話など避けて通っていた。
そのわたしが何故こんな作品をレンタルしてしまったのだろう。案の定、久々に映画でとまらないほど涙を流してしまった。わたしは誰に感情移入してしまったんだろう。

さて、ここに岡田准一という人物がいる。言わずとしれたジャニーズ事務所所属の元V6のメンバーだ。解散は、実に残念だった。

そして、彼には別の顔がある。俳優岡田准一だ。気になりだしたのはテレビドラマ「SP」及び映画版「SP」のころからだろうか。SPを演じるにあたり、いくつかの格闘技を体験し、それが高じてとある格闘技のインストラクターの資格を得たと聞く。もちろん、それは映画版「SP」革命編で確認できる。ジャニーズ事務所所属である故、いろんなテレビドラマ、その映画版にでる機会が多い者もいる。そのなかで、彼にだけなぜか違和感を感じた。その違和感は眼光だった。決して肉体的に優位にたつほどでもない彼の存在感は「SP」では堤真一をも凌駕するほどであったように思う。そして、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」主演である。これはもう、芸達者なジャニーズタレントではない。一端の俳優なのだ。更に、彼はこの「永遠の0」を始め「蜩の記」、「海賊と呼ばれた男」と次々にキャリアアップしていく。

そして、「関ヶ原」での石田三成、「燃えよ剣」の土方歳三、「ファブル」シリーズ。
彼のピークはどこまで続くのだろうか。
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