ぬん

永遠の0のぬんのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
3.0
個人的には刺さらなかった。

何があっても家族のもとに帰るって決意してたのが、なぜ特攻に行くことになったのか、結局よく分からないまま終わったし、会ったこともない祖父の話を人づてに聞いて、孫があそこまで泣くかな、みたいな違和感もあった。

別に、現代の孫が人から話を聞くみたいなストーリーじゃなくて、戦時中の宮部さんのみにフォーカスした映画にして、宮部さんがどう感じたかどう思ったかをもっと表現してもよかったんじゃないかな。他人から見た宮部さんを描きたかったんだろうけど。
あと、いまのおじいちゃんとおばあちゃんの馴れ初めみたいなシーンも別にいらない。

でも、おじいちゃんが言ってたみたいに、自分たちが特別なんじゃない、あの時代を生きた人は、同じようにみんな1人1人ストーリーがあってみんな何事もない様に生きている的な事がこの映画の伝えたいことの一つなんだろうな、とは思った。
ぬん

ぬん