Keito

永遠の0のKeitoのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
3.8
私にとって生きることは何よりも大事だ。

例え死んだとしても必ず戻ってきます。

彼らは生き残るべきだったんだ...。

物語は伝え続けなければならない。


百田尚樹原作の有名小説を映像化。

時を超えて語り継がられていく祖父の物語に涙します。
今日本国内は比較的平和な環境が保たれていて戦争や紛争などは起こっていません。
普段何気なく暮らしてるこの穏やかな日常がどれほど素晴らしいものなのかを再確認することが出来ました。

改めて思うのが、自分より歳を重ねた人達のお話を聞くということは何よりも貴重だと言うこと。
遥かに人生経験も豊富だし、死後目前に迫った人達が語る死生観とか、物語は、普段耳にすることはできないので映画作品ながら感動してしまいました。

そして特筆すべきは岡田君の演技。周りから臆病者と言われながらも、誰よりも他人の命を大切に思うまっすぐ芯の通った「男」で本当にカッコよかった...。

映画情報

百田尚樹の同名ベストセラー小説を、「V6」の岡田准一主演、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを手がけてきた山崎貴監督のメガホンで映画化。司法試験に落ち続け、人生の目標を失いかけた青年・佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、実の祖父だと思っていた賢一郎とは血のつながりがなく、本当の祖父は太平洋戦争で特攻により戦死した宮部久蔵という人物であることを知る。久蔵について調べ始めた2人は、祖父が凄腕のパイロットであり、生きることに強く執着した人物であったことを知る。そんな祖父がなぜ特攻に志願したのか。元戦友たちの証言から祖父の実像が明らかになっていき、やがて戦後60年にわたり封印されてきた驚きの事実にたどり着く。健太郎を三浦春馬、久蔵の妻・松乃を井上真央が演じた。興行収入87億6000万円の大ヒットとなり、第38回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞ほか8部門を受賞した。
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