ガリガリ亭カリカリ

永遠の0のガリガリ亭カリカリのレビュー・感想・評価

永遠の0(2013年製作の映画)
1.5
結局は戦後民主主義の映画でしかない。
開始20分くらいの真珠湾攻撃がヘボすぎて、『パール・ハーバー』を超えてやるぞという気概が1ミリもない描写に寝よかな……ってなって、5分後にミッドウェイ海戦が始まったから起きたけど、爆弾が戦艦に着弾してから爆発するまでの間のリアクションが演出できてなさすぎてガビーン。あと、山崎貴って「火」を撮れないんだな……と思った。燃えてる人も全然撮れてないし。
精神的負荷を描写できたはずのガダルカナル攻撃を省略しちゃって良かったのか??

映画じゃなくてゲームのストーリー場面になっちゃってる。

病人とは言え、ワシゃ病人でござんすという橋爪功の語りが演出できてなさすぎるしダレすぎて聞いてられなかった……(なんで病室に零戦のフィギュアを持ち込んでるの……)

合コンのシーン、喋ってる全員が如何にも百田尚樹が書きそうな若者って感じで笑った。

三浦春馬の「僕らのおじいちゃんだったんだよォ」なぜあのテイクをOKにしちゃったのか……。

模擬空戦のシーンが最もコントに見えしまうのも良くない。

あとなんかアフレコが下手じゃない……?って箇所がいくつかあった。

ラストのラストでスゴテク全部実践するのはいい。

佐藤直紀の劇判はめっちゃ良い。