戦争美化映画と捉えられても仕方ない面もあると思うが、一人の美しい生き方の男の物語として素直に観ることができた。
岡田くんのストイックな雰囲気が主人公宮部の雰囲気によくマッチしていたし、宮部と関わる面々も皆さん良かった。
個人的には景浦を演じた新井、田中両氏が良かったな〜。
一箇所、部下が特攻でどんどん亡くなっていき、宮部もどんどん狂気じみて衰弱していく部分があったけど、その後すぐに染谷くんと小川で語らうシーンでなんか顔も元通り、穏やかな感じになっていてどうしても違和感を感じてしまった。
宮部がどうして最後の最後に特攻を志願したかの部分がちょっとわかりづらくてスッキリしない部分なんだけど、命を救ってくれた大石への恩返し⁇なの？異常事態に晒され続けた結果？…やっぱりよくわからない。
ラスト、零戦に乗った宮部が現代で孫に会うシーンはちょっと受け入れられなかっんだけど、その後の岡田くんの表情はなんとも表現し難い素晴らしいものでそれをみただけでも貴重な感じがしました。
