このレビューはネタバレを含みます
今作はエンタメ映画として制作されているが、『ドッペルゲンガー』に比べれば、黒沢清色満載の画がずっと続く。まるで色を失ったような映像、引きの多いカット割りは、正直大衆向けではないように思う。
CG表…
公開当時、なんかつまんなそうな雰囲気を感じて、それをずっと引きずって未見だった。他人の精神と同期するというフルダイブVRのような設定に、仮想現実と現実が区別できなくなる恐怖、そして黒沢清的不気味さが…
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開始10分程で、実は佐藤健が助けられる側なのではと思い始め、いやいや、近年の邦画とはいえそんな超ありがちな展開はないだろと思いなおしたが、全く予想通りで言葉を失った。ではその後に捻りを加えるかと思え…
>>続きを読む正直、物語やその結末なんてものはどうでもよく、いつまでも浸かっていたい夢の中の不条理で不穏な世界観とデザイン。個人的に純粋に好物ジャンル。今回ふと見直した時、当時劇場で観た初見時よりも好きになってい…
>>続きを読む自殺を図り意識不明になった恋人を起こすためにセンシングという技術を使って心の中へ潜る主人公
あらすじを振り返るとそんなに怖い話ではないはずなのに終始不穏な空気が漂っていて怖い
哲学的ゾンビ怖いな!…