世紀の光の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 4ページ目

『世紀の光』に投稿された感想・評価

飯

飯の感想・評価

4.1

アピチャートポンの「日蝕映画」。

カメラが光を収束し、折り畳まれた時間が次第に展開される。

巣窟としての病院。

カメラが光線/視線に駆除される。

欲望の時間は塑像の凝視に固定されたとき、初め…

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この映画のDVDには「エピソードは前半と後半で反復される」と書いてあるが、観たらなるほどってなる。自然の光と人工の光の対比や人間たちの妙な変化などが楽しく観られる。しかもギャグ要素があるので楽しさが…

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dd303030

dd303030の感想・評価

3.5

二部構成にすることで都市の発展、その場に生活する人々を描写し脈々流れる霊的な大きな時を表しているのかと感じた。

前半夜の祭りの公園遊具に立ち並ぶ看護師と後半義足から酒出して呑むシーンの下手の先生の…

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harukapi

harukapiの感想・評価

3.0
前半の牧歌的な雰囲気と、後半の近代的な雰囲気との対比。軍や義足シーンの意味は。木が揺れる冒頭のシーンが聞いた綺麗だったけど、正直内容は理解できなかった。DDTは、なに。

 透明な光が美しいが、取り立ててストーリーはなく、特に大きなエピソードもない。輪廻というよりパラレルワールドのように感じた。前半後半の対比は後者が無機質で疎外されている世界のようではあるが、後者の霧…

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m

mの感想・評価

4.0

初アピチャッポン。中村紀彦氏の話を聞きたくて行ったのが半分の目的。映像のキマり方が凄まじく、どのシーンで一旦停止しても美しい絵になる。無機質な建築物や構造物を撮るのがうまい、長回しと音の使い方の凄み…

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TearDrops

TearDropsの感想・評価

3.3
おそらく最後まで理解はできないだろうと思いつつも 何が起こってるのか興味を持って見続けたが やはりさっぱり分からんかった。分からないのに見ていられるって どういうことだろう?

近代批判、風刺とも取れる内容で
印象的なカット多し。

人間の銅像と仏像がモンタージュ的に
並べられたシークエンスが印象深い。

また中盤、テクノロジーが
発達した近代においても
科学的根拠のないス…

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河

河の感想・評価

4.4

都会と田舎もしくは過去と現在のタイをパラレルワールドとして描いた映画で、オープニングの時点で役者が演技していることが明示されて、ふたつのパートを演じ直してる形になっている 後半自然出てこないのに光の…

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uraco

uracoの感想・評価

3.5
医者が彼女に引越しの話をされるシーンで、引越し先の風土を映像ではなく静止画でスクリーンに映していた具合に、時間の経過と物事の進退とが切り離されていた。
画面がすごく綺麗で引力があったと思う。

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