ゆるやかにうつろうカメラの浮遊感と、静かに蠢く音響の圧迫感が張りつめたトーンを持続させていく。前半と後半で舞台設定や画面構成が対照(称)されていることと、アピチャッポン印の魔術的な暗闇が近代的装置に…
>>続きを読む話自体はよくわからなかった。二部構成の後半、転生後のパートで見せる反復も、構成をギリギリまで歪にする冗長さが面白いと思いつつも、生じる誤差の意図が掴めずにいた。終盤の畳み掛け(人が去り電気が消える院…
>>続きを読むカメラが動き出した瞬間のカッコ良さランキング第一位なのでは。
アピチャッポンの父と母はどちらも医者だったらしい。自らの記憶の映画化。異なる2つの同じ夢の映画。自然に囲まれた田舎の病院と無機質な都市…
お前の意識をスクリーンにとどめさせないぞ、という強い気持ちがカメラに背中を向けてベラベラ喋る僧侶や人物と独立に空間を彷徨ってしまうカメラの動きから感じられる。そうして音響で構築される世界に誘い微睡ま…
>>続きを読む© 2006 Kick the Machine Films