ベルギーの古都ブルージュ。美しい街並みなのに、なぜか陰鬱な表情。劇伴のピアノも、何かザワザワ胸騒ぎを誘うように響く。コメディを選んだつもりだったのに…、ジャンル間違えてませんか。ブラックな笑いとあるけど、私にはヒットしなかったなぁ。笑いはしなかったけど、後半のたたみかけにはハラハラした。なんだか、倫理観があるのかないのかよくわからない、不思議な映画だった。「スリー・ビルボード」の監督さんらしく、小さいイケメンが登場。悪役はヴォルデモートでヒロインはフランスの魔法学校から来た女子生徒で、なぜかハリポタみあり。最後のシーンはダイアゴン横丁みたいだった。街の撮り方は、「赤い影」のヴェネツィアをイメージしたのかな。