コリン・ファレルにブレンダン・グリーソン、パブにビール、男同士の仲違い、流血……。
……え、これ「イニシェリン島の精霊」と同じじゃんw というかこっちが先だからイニシェリンが似てるということかな?
新米ヒットマンのレイ(ファレル)は遠慮を知らない浅薄で少し足りない男。レイの相棒兼お目付け役のケン(グリーソン)は理知的で思慮深く紳士的な男。両者が演じる役柄もイニシェリンを彷彿とさせる。
休暇中のベルギー・ブルージュで彼らの身におこる悲喜交々。旅先で出会った登場人物たちが殺し屋たちの命運を左右する。マーティン・マクドナー監督流、最後の審判。何気ない言動や行動が自分にも他人にも影響を及ぼして、後戻りできない事態を招く。ブラックすぎる会話が多いけどユーモアとペーソスがいい感じに混じる好みの作品だった。
どうでもいいけど、ハリーポッター出演俳優が多かったですよね、偶然なのかな?