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わたしはロランスのyanekoのネタバレレビュー・内容・結末

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2時間40分、目で愛を語り続ける映画。

「楽しさ半減」リスト。雨や洗車や雪やシャワー。イル・オ・ノワール。ピンクのレンガ。宙を舞う服は幸福のしるし。

ロランスが母親に電話するシーン。

「彼氏にカツラを買ったことある?」
「どこかで殴られてるんじゃないかって、外出のたびにおびえたことは?」
カフェでフレッドが激昂するシーン。

ロランスとフレッドの再会シーン。

感情が画面まるごと飲み込んでしまうくらいに爆発するシーンに弱くって(みんなそうか)。震えてしまったしめっちゃ泣いた。

冒頭でロランスが答える、彼女の求めているもの。かなり本質的。

「私が発する言葉を理解し、同じ言語を話す人を探すこと
自分自身を最下層に置かず、マイノリティーの権利や価値だけでなく「普通」を自認する人々の権利や価値をも問う人を…」

最後に、最初の出会いのシーンを持ってくるのは本当に憎い。し、あーれは恋に落ちて当然の劇的な出会い……。ええな……。
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