スイ

わたしはロランスのスイのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
5.0
ある男性が自分が女性だと自覚した結果、彼と彼を愛した女性の10年間の話。
いやー良かったです。
これでグザヴィエ・ドラン監督の作品全部見れたけど1番好き…!!!
168分があっという間なぐらい夢中で見てた。
彼の葛藤や周りの反応も分かるし、感情の表現の描写が凄いなあ…。
ロランスがフレッドと別れてからお母さんに会いに行った時に外が土砂降りだったり、フレッドが泣いてるシーンで上から滝の様に上から降ってくるとか、再開した後一緒に行く時に洗濯物が飛んでいく中歩いているとか、ラストでフレッドが店から出る時逆風とか演出の描写が彼らの想いを反映されていてそこも夢中になった。
90年代、そりゃあ80や70年代よりはマシだとしてもやっぱり反発されている時代。
それを乗り越えて行って女性として生きるロランスに99年の時にあなたは美しいって言われているんだけどホントそれなんだよね…!
ロランスのお母さんが後半良かった…!
前半は受け入れたいけど周りも父親が反対するの分かってるから受け入れなかったけどロランスを受け入れた後のお母さんが良かったなあ…後半のあなたの事息子じゃなく娘だと思っていたはもっと早く言って上げてほしかったけどあの言葉はロランスにとって嬉しかっただろうなあ…!
フレッドの想いもわかるんだよね…。
でもロランスの想いも分かる。
ロランスが最後にこうなってなくてもきっと別れていたってのも分かるんだよな…。
でも最後悲しくはならない終わり方であのラスト良かった…!
スイ

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