エノモト

わたしはロランスのエノモトのレビュー・感想・評価

わたしはロランス(2012年製作の映画)
4.0
長尺で、かなりずっしりとした作品でした。映像の美しさはもはや言うまでもないですが、内容を完全に咀嚼できてる気がしないので、うまく言いづらいです。。しばらくしたらまたもう一回観たい。。

前半のウェイトレスに怒りをぶちまけるシーンまでは、LGBTQ+の苦悩や叫びを描いていましたが、後半はそういうわけでもなく。

それまでは社会との乖離に悩む彼らが多く描かれていましたが、結局は人間と人間のぶつかり合い。くっついたり、別の人を愛したり、またくっついたり。

外見がどうこう、普通はどうこう。その先にある、愛を与えたり、享受したり、またそれについて悩んだりすること自体は誰しもが持つ共通項。これこそがLGBTQ+映画の真骨頂のような気がしました。
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