楽園からの旅人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『楽園からの旅人』に投稿された感想・評価

ぼむ

ぼむの感想・評価

3.5

取り壊されたイタリアの教会に違法入国者が大勢集まってきて生活をする。彼らは色々なグループに分かれており、元教会はアフリカやイスラムが抱える問題を寄せ集め、あたかもその地域の縮図のようになってしまう。…

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emedia

emediaの感想・評価

3.4
あとからあとから迫ってくる
移民とは生きるために地を這う人々

争いが産む難民。多数の貧困が賄う少数の富裕。信仰虚しく、神への懐疑。宗教的な神々しさをシンメトリーにおさめ、光と影とで心情をうつす、静かながらも名匠らしい骨太な良作。歴史の陰に隠れて、戦争も紛争も武…

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KINO

KINOの感想・評価

4.0

印象として、まずとても静かな映画であった。
セリフは少なく、会話ではなく目や動きだけでの表現がとても印象的であった。
音楽も要所要所でしか挿入されておらず、雨音や時計の音、足音、布の擦れる音などが殆…

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ルネ

ルネの感想・評価

2.0

2013年公開。 監督・脚本は『木靴の樹』(1978年)のエルマンノ・オルミ。

取り壊しが決まった教会から、調度品が老司祭が抵抗するも運びされていく。そこに不法移民たちが入って来て、生活し始める…

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slow

slowの感想・評価

4.0

取り壊しを目前に、キリスト像を取り外され、電気も止められてしまった教会。
古くから司祭を務めてきた老人が、喪失感に生きる気力を失いかけていた夜。神不在の教会に、思いもよらぬ客人が訪れる。

全編セッ…

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Aki

Akiの感想・評価

4.6

劇伴はときに不穏で前衛的ですらあり、モブの一人が「イブラヒム」の名を冠することからも宗教的寓意の強い作品ではあるが、それよりも終始屋内撮影なのに、この豊かさはなんなのだろう。序盤、磔刑のキリスト像を…

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教会の外からの光と音の演出が、まるでスピルバーグのようでSF的な面白さがあった。
つねに重々しさが、感じられる。
ほぼワンシチュエーションで、魅せる映画だが、最初の教会解体のテンションからはフェイドアウトして行くように感じる。

映画「楽園からの旅人」レンタルで鑑賞。ジャケットが気になったので。不法滞在者と、かくまうことになった祭司の物語。気になる台詞がいくつかありましたが、消化不良。ちゃんと理解するには時間がかかりそうです…

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