印象として、まずとても静かな映画であった。
セリフは少なく、会話ではなく目や動きだけでの表現がとても印象的であった。
音楽も要所要所でしか挿入されておらず、雨音や時計の音、足音、布の擦れる音などが殆どを占めている。しかし、それによって映画の背景としての音楽の効果がよく表れているように感じた。
内容的には、信仰や不法移民など我々にはほとんど馴染みないものがテーマであったが、司教の葛藤や移民たちの苦悩は少なからず伝わってきた。
ふと思い立って借りた映画だったが、なかなか見応えありな映画。観てよかった。