ぼむ

楽園からの旅人のぼむのレビュー・感想・評価

楽園からの旅人(2011年製作の映画)
3.5
取り壊されたイタリアの教会に違法入国者が大勢集まってきて生活をする。彼らは色々なグループに分かれており、元教会はアフリカやイスラムが抱える問題を寄せ集め、あたかもその地域の縮図のようになってしまう。彼らはそこにいても救われるわけではない。司祭も彼らを救うことはできない。だから元司祭自身も救われない。
キリスト教の歴史と人類の歴史についての希望を問いかける作品。
答えはない。難しい…。
司祭の「善は信仰にまさる」との言葉が虚しく心に残る。
映像は非常に綺麗だった。
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