ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下でのセルビア人とムスリムの恋人の悲哀。
民族、宗教の違いだけで殺し合い、果ては大量虐殺や集団レイプなど非人道的な行為のはびこる世界。
愛し合ってる2人なのに、お互い(特にセルビア人男性)が自分のアイデンティティか、愛する人か葛藤に苦しむ。
何とか、何とか彼女を守るけど。。。
この作品はアンジェリーナ・ジョリーが脚本、監督を手がけてる。
慈善活動やUNHCRの親善大使を勤めている彼女ならでは。
ボスニア紛争にしても、ルワンダの内戦にしてもほんの20年前の話しだし、未だに続いているシリアやパレスチナの紛争。
戦争は過去だけじゃない事を思い知らされる。