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最愛の大地のmayaのレビュー・感想・評価

最愛の大地(2011年製作の映画)
3.6
痛々しい127分間。
戦争を題材にする映画はたいていそうだけど、今作は民族間の紛争に加えて、普通の恋人同士だった2人が敵同士になるというストーリーが軸になっているためなおさら辛かった。

自分の好みだったところは、女性が画家であるということ。
この人の絵も好きな感じだったし、男性が女性の部屋に入ってきた時に、描きかけの絵を見てその部屋に自分の知っている人間が訪れたことを知るという演出も良かった。
戦争で女性の絵が掛けられていた美術館は破壊され、そこにあった女性の姉の肖像画を男性が持ち帰る。
この肖像画が最後までキーポイントとなっている。
アンブロークンの時も思ったけど、アンジー監督の細やかな演出がすごく効いている映画だった。

男性の俳優にはさほど、魅力を感じ無かったけど(鳥顔だし)女性は美人で色気あって魅力的な女優さんでとても良かった。
映画の中で歳を聞かれて「28歳」と答えるところは(嘘やろ。。)と思ったけど。
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