マッサージ屋

バービーのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

バービー(2011年製作の映画)
4.0
小学生のスンニョン(キム・セロン)は1年前に母親を亡くしてから知的障害の父親(チョ・ヨンソク)と妹スンジャ(キム・アロン)と貧しいながら3人で暮らしている。
ある日叔父マンテク(イ・チョニ)がアメリカ人医師スティーブ(アール・ジャクソン)と娘バービー(キャット・テボ)を連れてやってきた。
スンニョンを養女としてアメリカに連れて帰るというが、彼女は拒否するもアメリカに憧れるスンジャは自分が行きたいと言う。
スンジャは持病がある為マンテクは諦めさせようとするが・・・。

日本劇場未公開作品。
何の情報もナシに見たので恐るべき展開に背筋が凍りました。
皆さんおもいっきりネタバレしてますが…(笑)
敢えて阪本順治監督の“あの作品”を思い出しました!とだけ書いておきます(笑)

養女としてアメリカに渡りたくない姉と貧乏から脱出する為にアメリカに行きたい妹。
幼いながら駆け引きする妹の必死さが恐ろしいですが、養女になる本当の理由が分かるにつれ何とも言えない気持ちにさせられます。

現在の韓国を描いた作品ですが、一応30年くらい前に実際に起きていた事をペースにしているらしい。
まぁ貧困の差があると現在でもありそうな気がします。

モヤモヤが残るのでオススメはしませんが、色々考えさせる映画でした。