ずけし67

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さんのずけし67のレビュー・感想・評価

4.0
シリーズ最高傑作との呼び声も高い本作。
毎度のTSUTAYAお取り寄せをしようと店舗の端末を叩くと、お取り寄せ在庫なし(=お取り寄せ不可)との表示が。
おおぅ...こりゃあ一体どういうことですか?何とかならんのですか?と思わず店員さんに詰め寄ったところ、出来ないものは出来ないんです!と一蹴されてしまい、シリーズ4作目でつまずくなんてあり得ない…ええい!と小遣い叩いてポチッて鑑賞です。(←どうしても観なきゃ済まなくなってきている=中毒? てかTSUTAYAさん、シリーズ歯抜けとかあり得ないし!何とかしてくださーい!!)

さて、今回投稿されてきたビデオは、中学を卒業した女子2人組が現在は廃校となった母校へ行き、悪ふざけでトイレの花子さんごっこをしたところ、なんとトイレから現れた花子さんと思しき物体に遭遇するというものだった。
今回は投稿者の女子2人に加え霊能者も引き連れて現地へ調査に乗り出す工藤Dと市川ADだったが。。

なるほど、全員で学校へ行ってからのシーンが素晴らしい。
こっちの世界と向こうの世界(異世界)をまたぎつつ、時間と空間をも移動するタイムパラドックス展開が冴えていて、しかもそれをPOV形式の疑似ワンカットで魅せる演出は圧巻でした。
この30分程のシーンがシリーズ最高傑作と言われる所以なのでしょう、実際観ていてとてもワクワクしました。

まあ、都市伝説のトイレの花子さんネタが何で異世界タイムパラドックス展開にすげ変わるのか?一応無理くりな説明はあったもののそこはちょっとビミョーでしたけどね…

一方で今回は本シリーズの魅力であるアホい部分が控え目で、異世界のショボくてペラペラなCGやそこでの工藤Dの足の超高速運動とそれを必死で掴んで離さない市川ADの姿くらいしか爆笑ポイントがなくて、そこはちょっとだけ寂しかったです。

あとトイレの花子さんの下半身が大変なことになっていて… いや、そういう意味じゃなくて、スカートの中が大変なことになっていて… いやいやこれじゃ更に誤解を招いてしまうな。汗
と、とにかく本作の花子さんのビジュアルはちょっとイメージの違う花子さんでしたね。

そして今回の霊能者も相変わらず胡散臭くて良い味出してましたが、工藤Dに対して「あなたは魂を置いてきましたね」と言い放つなど、工藤Dが抱えている闇的なものも今後少しずつ明らかになっていきそうな感じで、次作以降の展開も俄然楽しみになってきたというね。

ということで次作以降のシリーズがちゃんとお取り寄せ出来ますよーに。
TSUTAYAさん、よろしくお願いしますよ!
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