松本人志という芸人は面白い。まさに天才。
松本人志という映画監督は才能のカケラもない。
松本人志というブランドだけが先行する作品。
こんな映画に金を払ってまで、自分の時間を浪費する。
それほどの価値があるのか。
そもそも、これは映画として成立しているとは思えない。
シュールなコント。
ツッコミのないシュールなコントは氷河期も凍結するほど。
それでも、こんな映画みたいなコントが映画賞をもらえる世の中。
本当に実力があって日の目が当たらない映画監督に失礼としか思えないほど中身がまったくない。
「100歳にならないと理解できない?」
もう、この「逃げ」の枕詞に戦慄を覚えるしかない。
『さや侍』でせっかくストーリーを作る事を覚えたのに、なんで今回また元に戻っているのだろうか。
「揺れているのはワタシの慈悲の心」
そうとしか言えないほど呆れてしまった作品でした。