gantz2020

ウォッチメンのgantz2020のレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2009年製作の映画)
3.7
かつてヒーローとして活躍していたウォッチメン達はヒーロー排斥運動の高まりから制定された法によって活動を禁止され隠遁生活を送っていた。
1人の仲間が殺され、残りのメンバーは犯人を追うが、そこには大いなる陰謀が隠されていたのだ!

我々の今いる世界とは違う世界の話らしいが背景はほぼおんなじ。冷戦で米ソが核爆弾の保有量をどんどん増やしていくから核戦争の脅威が高まってった時代。

とにかくウォッチメン達が個性派揃いで、しかも人物背景がしっかり描かれるから皆んなに共感できて弱い面も汚い面も許せてしまう。
黒幕でさえも!
やってはいけない事なんだけどパラレルワールドの話だから、そういう世界平和もありだよなぁと思える。

格闘アクションもCGを使った壮大なシーンも丁寧に作られてて見応え充分。
恋愛要素もお色気シーンもあるし、親子の確執とか、政治経済界への皮肉もあるし、有名ホテルのビュッフェ食べ放題みたいな映画。満腹!

ロールシャッハが好き。1番ヒーローだよ、あんた。泣けたよ……。
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