鍋レモン

R246 STORY 「弁当夫婦」の鍋レモンのレビュー・感想・評価

R246 STORY 「弁当夫婦」(2008年製作の映画)
3.0
⚪概要とあらすじ
ショートフィルム。

毎朝、弁当を作る女(永作博美)。昼休み、公園のベンチで、同棲している男(ユースケ・サンタマリア)と一緒に弁当を食べる。毎日、毎日……。慣れとともに、以前より少なくなっていく、日々のコミュニケーション。ある日の午前、女が“金魚屋カフェ”にやってきた。「ちょっと話をしよう」と言いながら...。

⚪キャッチコピーとセリフ
キャッチコピーなし。

「知らないの ジャン=クロード・ヴァン・ダム」

⚪感想
25分のショートフィルム作品。

出演もしているユースケ・サンタマリアさんが監督と脚本を務めているみたい。

日々の日常と少しの変化。

ユースケ・サンタマリアと永作博美さんのなんとも言えない淡々とした演技が良かった。

いつもの演技のムロツヨシさんがいた。

朝早いだろうに栄養バランスも見た目も素敵なお弁当を手際よく作る女が良かった。野菜を切ったり、パスタを茹でたり、酢飯を作ったり。
ナポリタンや巻物が美味しそうだった。

お昼を食べている時の会話なしの音も逆に良いし見入る。

「のちほど」の響きが何故か良かった。
「またね」とか「お昼の時にね」とか「それじゃあまたあとで」とかある中で「のちほど」ざジワる。


⚪以下ネタバレ



同棲している男女。男はキッチンカーでカフェを。女は絵画を売る仕事を。そして、昼はいつも女が朝作ったお弁当を2人で食べる。

女の突然の「ちょっと話をしよう」になんだなんだってなるけれど籍を入れるか別れるか。
その後昼に男が婚姻届を持ってきて、それを女がサインして終わり。

会話がなくなって別れるのかなって思ったからハッピーエンドでよかった。
2人のゆるーい関係性にほっこり。
婚姻届を書いたあと女が敬語になったり、男が気を使ったりが面白い。ハンコを持っているのも良かったし、男がコーヒーを取りに行っている時の女も可愛い。
コーヒー取ってきたけど苦かったエンディングも良き。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞。
鍋レモン

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