八咫

R246 STORY 「弁当夫婦」の八咫のレビュー・感想・評価

R246 STORY 「弁当夫婦」(2008年製作の映画)
3.8
いやー好きだわ。わずか25分のショートムービーだったけど視聴者に観せたい物を全て観せてくれる映画。こういう映画観ちゃうと意味のない冗長的な映画は何なのって思っちゃうよね(笑)
にしてもただの弁当じゃなくて、弁当の中身が凄い。朝からパスタ茹でたり酢飯作ったり、それ以外のおかずも素晴らしいし、これが女(永作博美)の男(ユースケサンタマリア)への愛情の表現だとするのなら最高の女性だと感じる。お昼に女と男の仕事場の近くの公園、いつものベンチでお弁当を広げるんだけど、女が男におかずをよそり、お手拭きを渡し、飲み物を渡す。この一つ一つが男への愛だ。
その女の愛に全然男が報いないなあって思ってたら、女が子供産みたいし籍入れないなら別れようって切り出したら、すぐに男が婚姻届に自分の名前書いて持ってくるのが良い。男が俺が役所に出しとくよ、って言うのに対して女が信用していないのか私が出す、っていうのも良い。
ムロツヨシが出てたのにびっくり。
ユースケサンタマリアの監督作品、他にもあるなら観てみたいなあ。
永作博美、ずっと顔が苦手だったんだけどすっごく可愛く思えた!

脚本 4
美術 3
演技 4
演出 4
チープ感のなさ 3
満足度 5
その他(音楽、カメラワーク)
八咫

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