全体を通して生っぽくて湿度が高い 明度の低さからも大正を感じる。
そもそも神経質な女性の描写が上手い。机に広げた本が曲がってれば直すし向きは正す 同じ物は同じ方向を向けて仕舞わないと気が済まない。
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水谷俊之監督が江戸川乱歩の同名短編小説を、清水美砂主演で自ら脚本化し描いた官能ロマン。
ある日、潔癖症のせいで腹話術が得意な外務省勤めの夫(國村凖)との関係が上手くいかない女流作家の篠崎佳子(清水美…
日本人形を想わせる美しい和装に黒髪、女流作家の若奥さまと、外務省勤めの旦那さま。上流の華やかな暮らしの裏で夫婦ふたりの間には微妙な距離。奥さまは過度の潔癖症で、それは夫婦の生活にも歪な亀裂を生じるほ…
>>続きを読む潔癖症の女流作家の奥様(清水美沙) 白い手袋をしなければモノに触れられないそんな彼女に手紙が届く、綺麗なモノに囲まれ汚れ恐れながら穢れを求める、汚れていく事への恐れ、視覚を遮り感覚と想像で触れ合う事…
>>続きを読む原作は20数ページの短編作品だから86分間も持つのか気になってたけど、原作とは違う展開になってるってこともあってそこまで間延びしてる印象はなかった。
人間が椅子の中に入ってるってベースは同じだけど原…
ある日、女流作家の篠崎佳子は、彼女の座る椅子そのものに化したという男からの手紙を受け取る。
やがて、彼女はその男との倒錯した愛の世界に落ちていく。
水谷俊之監督が江戸川乱歩の同名短編小説を、清水…