マツキ

たまもののマツキのレビュー・感想・評価

たまもの(2004年製作の映画)
2.3
林由美香見たさに内容は余り期待していなかったけど、彼女の眼光や一切台詞を発しないのだけど佇まいだけで絵になる。例えるならお洒落なカフェに行って、丁寧な生活をしており、排泄なんて致しませんのよ!な私を開示する女性ではなくて、なんだか誰かと居ても不意に絶望も感じるし、意味も無いと思われる事にむきになるけど直ぐに飽きるし、性欲だけで誰かと繋がりたいなんて思うし、流されながら必死に泳いでいるような、浮いているような女。女性じゃなくて女。アラーキーの言葉を拝借すると女在しています。

監督失格では、ドキュメンタリーに近い構成の映画だったので、演技している彼女を見るのは初めてだった。ほぼ本番のセックスシーンもエロいよりも生き様を見せられているように感じた。天使と形容される事が多いが、天使と悪魔の側面を持った素敵な女だと思う。あたしの好きな女はみんな死んでしまった。いづみ、花子、由美香
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