モスマンは実在する

たまもののモスマンは実在するのレビュー・感想・評価

たまもの(2004年製作の映画)
4.6
主演女優が魅力的、かつ映画自体の雰囲気を引っ張っているのが良かった。主演女優の林由美香さんの表情の動かし方がまた何とも言えない、個人的に好きなタイプのものだった。口をつぐんで若干の上目遣いで好きな相手を凝視するところの動き方などがたまらない。こうした部分から個人的にグッときた感覚は、好きな女性が彼氏とイチャイチャして幸せそうな様子を見て嬉しくなりつつも彼氏を呪う気持ちに近い。

喋らない主人公が最終的には自分の意思を見つけていく成長の過程が描かれていた。やっぱり、これまで全く喋らなかった主人公が終盤になって大事なことを語り出す展開はベタだけど面白い。