ペコリンゴ

メタルマンのペコリンゴのレビュー・感想・評価

メタルマン(2008年製作の映画)
1.1
記録。
「悪いが そうなんだ」

うーん、似てる。似てるような気がする。
いや待てよ、似てないのか?んーでもやっぱり似てるよなぁ…。

ジャケ写こそあのヒーロー映画にクリソツなわけだけど、これは紛れもないク●映画。そう、やってまいりました。恒例の不定期ク●映画レビューのお時間です。

忙しなく日本国内にク●映画を配給するトランスフォーマーがひり出した底辺中のド底辺。よりによってあの『アイアンマン』をパクり、産廃級のZ級作品としてこの世に生を享けてしまったのは哀れだが、本作に携わった全ての人物はとりあえずマーベルと天国のスタン・リーに土下座した方がいい。

とにかく全てにおいてクオリティが低すぎる。どんなカメラで撮影したらあのようなしょっぱい画質の映像になるのか。音響も酷いし、CGのクオリティもお察し。役者の演技やストーリー展開も全くもって論外。この酷さは観た者にしか分からないが、分からない方がむしろ幸せだ。

唯一目を引くメタルマンのスーツもよく見ると酷い。ジャケ写ではアイアンマン同様赤いカラーリングだが実際は紫がかっている。顔は邪悪だし、中の人のスタイルがあまり良くないせいか全然カッコよくない。既視感を覚えるベルトは『仮面ライダーカブト』のカブトゼクターを(勝手に)流用したもの。東映と天国の石ノ森章太郎にも謝った方がいい。しかもこのスーツ、一生涯外せないらしい。

最悪な部類の映画だが、なぜかウィキペディアの記事が無駄に充実しているのは、カルト的な人気の証左か…。

人生最大級の無駄な時間を過ごしたい方以外は手を出してはいけない。