どど丼

トゥ・ザ・ワンダーのどど丼のレビュー・感想・評価

トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)
3.5
マリック×ルベツキ。悲しくも劇的で美しい恋愛模様の一部始終。

ルベツキの映像美は案の定最高。作家の夢を諦めた主人公なので、監督業を休んでいた間のマリック氏の自伝と考えれば良いかな。この辛い結婚生活を乗り越え、ハリウッドで成功を収めてから(性的な意味で)暴走するのが「聖杯たちの騎士」だと思うので、ここは順番に観るべきだった。どんな善悪も神が許してくれるという考え方は案の定通底。共感の余地が無く重いテーマの割には全体的に薄味で「ツリー・オブ・ライフ」なんかに比べるとあまり面白くない。

ベンアフの良さはあまり出てないが、オルガ・キュレリンコはめちゃくちゃ良かった、存在感から悲愴っぷりからルベツキ映え。
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