コレは理解出来る人居るのかなあ…?
豪華キャストとジャケに惹かれて何気に鑑賞するも気付けばテレンス・マリック作品だった。…となると納得も。
テーマはキリスト教を絡めた愛の移ろい?ストーリーじゃなく感覚的に味わう作品だった。
冒頭からあまりの映像美に一気に惹き込まれる。テレンス・マジックに持ってかれる。酔うほどのカメラワーク、ほぼ下からのアングル、光の捉え方、めちゃくちゃ身近でありふれた題材も、まるで哲学的で宇宙的だと言わんばかりの表現が、胸に落ちるようにもそうでないようにも…
引き算の美学が全面に溢れてる。引いて引いて、結果マイナスになっちゃった気もするけど。笑
最終的にはぶつ切りの繋ぎ合わせがいささかくどく感じてしまったのは残念。
ただ、永遠と信じたい愛が、現実的にはとても脆く移ろい易いものである事を映像化し、美しいものとし、もっと言えば宇宙レベルでは些細な事とするならば、コレもありなのかなぁ…
理解を求め過ぎず、映像美に酔いしれる作品と割り切ればとても美しい作品だと思う。