テツオ

雲のように風のようにのテツオのレビュー・感想・評価

雲のように風のように(1990年製作の映画)
4.5
32年振りの視聴
テレビで流すだけでこれだけ素晴らしいクオリティの作品を作っていた事に、この時代テレビがどれだけ力を持っていたかを思い知る。
ジェンダー的な疑問を投げかけてきたり、政治の腐敗を描いていたり、大人になってみると更に味わい深い、深すぎる。
佐野量子が担当する銀河の声は今の時代だと賛否が出そうな位すっとんきょうに聞こえるけど、正直めちゃめちゃ良い。後半段々とシリアスになるにつれて成長とのギャップでその良さが更に引き立ってくる。
コントンとイリューダが馬を走らせて空を見ながら思い付きで革命の為に発起するくだり、社会の歯車に成り果てている全おじさん必見の胸を打つ名シーンで有る。
また見直して良かった。デジタルリマスターって凄いな
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