ペコリンゴ

エンダーのゲームのペコリンゴのレビュー・感想・評価

エンダーのゲーム(2013年製作の映画)
3.1
記録。
人類の存亡を賭けたゲーム。

オースン・スコット・カードの原作は名作だそうだが、映画化された本作は個人的にはちょっとガッカリのSFアクション。

舞台は近未来。フォーミックなるエイリアンによって大打撃を受けた地球人は、優れた資質を持った少年少女をバトルスクールに結集し、訓練すると共に次なる襲撃に備えていた。訓練生となったエンダーは上官からの期待を背負い、指揮官として成長していく。

8割方訓練してるだけっちゃぁだけの映画なのでちょっと地味かなぁ。地味なSF映画なんて沢山あるのでそれ自体が悪いとは思わないけど、それならそれでエンダーの成長過程をもっと丁寧に描いて欲しかったところ。体感だけど割と最初からレベル70くらいだもんな。異世界転生アニメかよ。

あとチーム対抗実践訓練みたいなシーンで仲間で壁作って敵陣地に突っ込むみたいなのあったけどアレ実戦じゃ使われへんやろ。指揮官としての機転を描写したかったんだろうが、部下を犠牲に特攻するってなかなかやぞ。

まぁ文句ばかり言ってますが、世界観は割と好みでしたし、クライマックスからラストの流れ(映像はゴチャり過ぎててイミフでしたが)も良かったと思います。

長編SF小説を2時間弱の尺で映画化するってのは思う以上に難しいんだろうなぁって思いました。