こころとからだ

エンダーのゲームのこころとからだのレビュー・感想・評価

エンダーのゲーム(2013年製作の映画)
3.7
最後のオチはある意味、すごい。多くの方が、もしかしてこれは、とうっすら先に気づいたかもしれないが本当にそうだったとは。

ボーナス特典の未公開映像を見ていると、このオチに関するヒントやほぼ答えが含まれるシーンが多くカットされていることが分かる。つまり、これでもだいぶヒントを削って調整しているのだ。

ただ、それはそれで、物語の本質は、エンダーの指揮官になるまでの成長である。葛藤やいじめ、友情や信頼を得るまでのなかなかリアルな学園ドラマがある。

その様子はハリーポッターやスターウォーズにも通じるものがある。

公開が20年早ければ、大ヒットしただろう。ETやインデペンデンスデイなどに並ぶ、日本中みんなが知る国民的SF作品になれたであろうポテンシャルがある。ただ、今の時代では少し、いやだいぶ物足りなさがあるのも事実。

面白いものの、もっと早くに公開されていればと残念に思わずにはいられない。