円柱野郎

エンダーのゲームの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

エンダーのゲーム(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

SF作品として考えられるいろんな要素が入っていて大作感はあるのだけど、個人的にはいまいちノリきれない。
主人公が苦悩し、組織の中で居場所を見つけ、カリスマ性を発揮する過程を見る、ジュブナイル系の話なのはわかる。
戦術家としてのセンスの描き方も良いと思う。
でも進行が割と単調というか、型にハマっている感じがした。
肝心のフォーミックの描き方も感情移入させるほどの場面があまりないので、最後にどんでん返し的な事があってもひっくり返るほどの衝撃とはあまり思わなかったし、本当にエンダーの判断が正解かどうか…。
どちらかというと、大人はズルいという気持ちが先行する話?

軍隊という組織に少年少女を関わらせるということの設定も、話の中で軽く触れられるだけでそれが前提で進んでいく。
でもそこも、戦術・戦略を評価する大人がいるにも関わらず、その少年少女に最終決戦を任せるというのが…いまいちピンと来ないんだよね。
まあ大人の思いつかない戦術を期待してということなんだろうけども。
円柱野郎

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