mingo

ピンクカット 太く愛して深く愛してのmingoのレビュー・感想・評価

4.2
ヴェーラで拍手久しぶりの大傑作。
劇場以外で観ても良さわからんと思う。
ミニスカートの美人ピチピチギャルが相手をする梅ヶ丘の理容室でお色気を武器に常に男客で満杯のトルコいやトコヤを舞台に、ポルノ界の聖子ちゃん寺島まゆみのキューティクルが全開。ドライブ先歩道橋の上での「車が沢山走っているね、止まっているのは僕たちだけだね」は「の・ようなもの」の「面白い人たちがいっぱいいるわね」に通ずる。栃木訛りで素人丸出しの伊藤克信がめちゃくちゃ良い味を出しているがピンク界の百恵ちゃん井上麻衣の「フロントホックブラ!」にノックアウト寸前、下北?の踏切真横のアパートで店外デートは健康的な裸体渡辺良子とサスペンダーブリーフ佐藤恒治、「壁の穴」で内定前提のご褒美セックスと水槽の中のようなムード満点セックス、極め付けは「家族ゲーム」横5人ショットの元ネタ4人横一列の食事シーンは見逃せないしラストのミュージカルはなんでか感動しちゃう。
1番最後に劇場に入って、最前列1番右に座った柄本時生がくいいるようにみるのもうなづける傑作。また会おう森田監督、バイビー。助監督に金子修介。

寺島まゆみトークメモ21.11.21

ラストシーンがなぜかミュージカル、観てる人は観れちゃう、森田芳光の納得できるものの最たるもの。金子修介もラスト踊っている、何やってんだて泡つけて集まる客役で居る。メインテーマではキャバレーの支配人などで出てる。劇中では聖子ちゃんのイメージでいなきゃいけないからエンドロールのギャップ、渋い曲が多い。実家は小平の居酒屋、スター誕生を就活として応募していた。歩いてると名刺貰って、白鳥信一の知り合いで繋がって日活デビュー。なんでこんなに映画に熱いんだろ…解りたいなでなんとか参加した。森田監督はほぼ助監督くらいの年齢なのでビックリした、衣装はピンク色にしなきゃいけないとかポニーテールにしなきゃいけないとか細かい指示があった、付け毛をしてる。歌が入ってるのはテイチクの指示だったのかはわからない、見た目は聖子ちゃんだけど歌は百恵ちゃん寄り。80'sはとにかく良い時代だった。。。15本出演最後の作品になってしまったが歌やテレビにシフトしていった。神代辰巳や田中登などにも演出されたら私はどれくらい変われたかなというのはあった。聖子ちゃん背負って立ってたから色々思うことはある。神代組の宮下順子さんが来ている。赫い髪は絶対5本に入るから赤線玉ノ井を選ばせてもらった。フランス映画かと思うくらいカッコいい。
mingo

mingo