ウォー・レクイエムに投稿された感想・評価 - 2ページ目

今まで見たことない類の戦争映画。
不条理への怒りや惨たらしい現実など、
痛ましい作品にも関わらず何故か引き込まれる。
監督自身、同性愛者として80年代を生きることは不条理そのものだったのだろう。
こ…

デレクジャーマン作品、ティルダ目当てみたいなところある。

冒頭の老人と看護師のティルダが美しい。
が、その後の戦争描写が生々しい。
生々しいとかいうレベルじゃない死そのものみたいな。
一定の人は見…

自分が殺した敵兵が、
キリストとして蘇る。

キリスト教徒的には悪夢以外の何物でもない。

宗教的な規範やしばりがこういった作品を自然に創り出すのだろうか。

キリスト教的な良心の発露なのか…

ベンジャミン・ブリテン作曲の「戦争レクイエム」を背景に様々な実際の戦争関連映像及びデレク・ジャーマン監督オリジナル映像が流れる。キャストによるセリフは全く無く、いわばこのレクイエムのビデオクリップ的…

全編オペラ（ベンジャミン・ブリテンの『戦争レクイエム』）、台詞も効果音も一切ナシ。
蝋燭にラッパ、靴を脱ぐ場面が多かったり…象徴的なモチーフが散りばめられた映像が、詩的で絵画のように大変美しい。
実…

ヴィジュアル・オペラとして台詞がないこともあり、ティルダ・スウィントンの表情の強さと美しさが際立っている。
映像そのものはだらだらとつまらないものが多いが、戦争が大切なものをひとつずつ壊していく行為…

ベンジャミン・ブリテンのオペラ「戦争レクイエム」を映像化したヴィジュアルオペラ。国や規制、エイズ、ゲイバッシングなど
いつも何かと戦ってきたジャーマン自身を戦場の兵士と重ね合わせ、自らの想いを解き放…

観た後に大変な鬱気分になる作品。
テーマがテーマだから仕方ないけど…かなり不気味に作ってあります。
面白おかしくなるような不気味さでなく、本当に心が落ち込んでいくような不気味さ。
でもまぁなんという…