キーは高いが女子力は低い!
アメリカで大ヒットの青春アカペラコメディ!
地味目で他人と打ち解けない女の子が、意を決してアカペラサークルに入部。
癖のあるメンバーに囲まれ、歌う喜びに目覚めてゆく。
リーダーとの衝突、ライバルとの対決、友達以上恋人未満なアイツ…。
ティーンコメディのセオリーを踏まえつつ、ゲロや下ネタも踏まえつつ。
雑とも取られかねないくらいにサクサク進む展開。ウェットな部分はありません。ゲロ以外には。
キャラクターも出オチに近いので、意外と自己主張しない。サッパリした描写で、愛着が持ちやすい仕様です。
ギャグ要素も想像したよりすっぽ抜けていて、ちょっと面食らいました。脳に優しい良い塩梅ですね。
圧巻なのはアカペラによるパフォーマンス!
選曲、振り付け、歌唱の三位一体に問答無用で胸倉を掴まれました。開きかけた口を、無理矢理に塞がれてしまいました。
パフォーマンス以外のパートで脳を休ませてくれたので、一気にアドレナリンが放出、自然とリズムを刻む自分!深夜に!独りで!
…正直、映画として大事なものが色々と置き去りにされている気はします。
きっと二作目、三作目で回収されていくに違いない。期待しておきます。
結局、楽曲にノれるか、ノれないかによる、なんて言うのは無責任でしょうか?
音楽映画のレビューは難しい!(ヤケクソ)