イペー

ピッチ・パーフェクトのイペーのレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)
3.6
キーは高いが女子力は低い!

アメリカで大ヒットの青春アカペラコメディ!

地味目で他人と打ち解けない女の子が、意を決してアカペラサークルに入部。
癖のあるメンバーに囲まれ、歌う喜びに目覚めてゆく。

リーダーとの衝突、ライバルとの対決、友達以上恋人未満なアイツ…。
ティーンコメディのセオリーを踏まえつつ、ゲロや下ネタも踏まえつつ。

雑とも取られかねないくらいにサクサク進む展開。ウェットな部分はありません。ゲロ以外には。

キャラクターも出オチに近いので、意外と自己主張しない。サッパリした描写で、愛着が持ちやすい仕様です。

ギャグ要素も想像したよりすっぽ抜けていて、ちょっと面食らいました。脳に優しい良い塩梅ですね。

圧巻なのはアカペラによるパフォーマンス!
選曲、振り付け、歌唱の三位一体に問答無用で胸倉を掴まれました。開きかけた口を、無理矢理に塞がれてしまいました。

パフォーマンス以外のパートで脳を休ませてくれたので、一気にアドレナリンが放出、自然とリズムを刻む自分!深夜に!独りで!

…正直、映画として大事なものが色々と置き去りにされている気はします。
きっと二作目、三作目で回収されていくに違いない。期待しておきます。

結局、楽曲にノれるか、ノれないかによる、なんて言うのは無責任でしょうか?
音楽映画のレビューは難しい!(ヤケクソ)
イペー

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