せみ多論

ピッチ・パーフェクトのせみ多論のレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)
3.7
アッと驚くオチを期待するような映画ではないことは承知で見て、それなりに楽しめた。
バラバラなグループが一つにまとまって…てなこの手の話に歌が絡むと必ずあたくしの中では大好きな『天使にラブソングを』が浮かんでくる。まま、その話は置いといて…

気軽に見れて楽しめる映画ってことで、友人や恋人とみるのには向いているはず。
バンパーが普通に嫌な奴で飛び出してってそのままだったり、ベッカとルームメイトとの仲は何だったのとか、イケメンDJは途中からどこへ行ったのかとか、文化的に無知であるからわからなかったのか、単純に見過ごしていたからわからなかったのか、ままクエスチョンマークの残るところも多かったのですが、とにかく歌唱シーンを楽しめばいいのではないですか!という感じ。

でも一番良かったシーンは主人公たちベラーズのどんなシーンよりも、トレブルメーカーズでベンジーが歌ったシーン。彼はアカペラにあれだけ憧れを持っていたのに、チームには入れなかった。それでも応援や裏方でもいいとアカペラのそばにいた彼が、最後に夢が叶ったと思ったら熱いものがこみ上げた。歌も素敵だったしね。

勿論そのあとのベラーズも良かったけどね(´・ω・`)!
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