【STORY】
大富豪の青年コランは純粋な女性クロエと出会い、幸せなデートを経て結婚するが、クロエの肺に睡蓮の花が生えるという奇病で人生が狂っていく…。
設定は全て独特なので、こんなあらすじも受け入れられる。
【REVIEW】
『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督が作り出す、全編奇妙な世界観。
ウナギが蛇口から出たり、結婚式で祝福されるカップルになるためにレースをしたり、ピアノの音色でカクテルを作ったり…でも最高におしゃれ。
主演は『タイピスト！』のロマン・デュリスと『アメリ』のオドレイ・トトゥ。
フランスを代表する独特のオーラを持つ2人が、不思議すぎる世界観でもどこか切なく感情移入してしまう物語を成立させてくれる。
冒頭の語りの通り、この物語の演出は"想像"の産物。どこまでが本当でどこからが想像かは分からなくなっている。
想像力があれば、楽しい日常も悲しい日常もファンタジーにできてしまうかも。そう思わせる力が今作にはある。
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