ここ数ヶ月、映画に対する情熱が下がり続け哀しみに浸ってるので『努力』『恋愛』『成功』『美しさ』が観れるこの作品を今年最初の1本目に選びました
「タイピストから生まれる111分の物語」
先ず、とにかく可愛いローズ・パンフィル(デボラ・フランソワ)
1958〜1959年のフランスの背景に入り込む姿はより美しく心が踊らさせれます
そして今でも通じる人を魅了するオシャレさ、映像美
ピンクを主にその他4色で作られた魅せるシーンには何回も再生を繰り返したいと思わせる可愛らしさと美しさがあり
ローズに歓声を送るファンと同じ目線でみることができました
更に同シーンには今までの物語をみた人にしか分からない努力と成功が垣間見れ
映画の視聴者目線と映画内のファン目線、外側と内側2つを楽しむことができます
タイピストから生まれた『努力』と『恋愛』
それを広げしっかりと固められた物語の終盤は『成功』と『美しさ』で締められており
心暖まるとても素晴らしい作品となっています
「アメリカ人はビジネスをフランス人は恋愛を」
タイピストという一見地味なイメージがどんどん変わっていき、引き込まれるストーリーに仕上る監督の凄さがバンバン伝わってくるんですが…まさかの全く知らない人で他の映画もないんですね…
それとローズ・パンフィルを演じたデボラ・フランソワはこの作品の為にタイプライターのトレーニング積み全てのタイピングシーンはデボラ本人が演じ、早送りなどの映像編集もしていないらしいです
映画内だけではなく撮影現場での努力もあったからこその作品ですね