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危険なプロットのdeepbluecreamのレビュー・感想・評価

危険なプロット(2012年製作の映画)
4.1
タイプ。夢は現実の投影で、同様に現実も夢の投影である、とは誰の言葉だった?二人はお互いの中にそれを見出し、混同、増幅させる。ジェルマン先生はクロード君にトルストイやカフカなどハードコアな実存主義的なものを奨めまくってたのにクロード君はその実、思ったよりロマン主義で、甘いポエムを詠んだり、挙句さらりと女性に逃避行を提案したりする。ジェルマン先生にはできないだろうとばかりに。現実の結末で一番ハードコアなのはクロード君だという現実…サーカスティックで官能的。観客もめちゃ翻弄される。すごいなぁ…
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